パロアルトネットワークスが、全世界の従業員に在宅勤務を義務付けてから2か月強が経過しました。弊社のミッションは、場所を問わず、お客様が安心して安全に業務を遂行できるようにすることであり、そのためのツールやテクノロジー、セキュリティを十分に用意しています。
現在弊社は、地域ごとにオフィス勤務の再開時期を検討する中、また重要なこととして、従業員のフィードバックや懸念点に耳を傾ける中で、オフィス勤務が「すべての従業員にとって必ずしも最良」ではないことが分かってきました。さまざまな在宅勤務の実践が「ニューノーマル(新しい日常)」になり、毎日すべての従業員がオフィスに出勤する必要はなく、従業員の選択の幅はさらに広がっていくと考えています。
この状況を考慮し、パロアルトネットワークスでは、働き方改革に積極的に取り組むことを表明します。
FLEXWORK:パロアルトネットワークスの新しい働き方
パロアルトネットワークスは、新しい働き方として、「FLEXWORK(フレックスワーク)」というプログラムを確立しました。まずは今年末まで実施し、状況を見ながら、下記のように取り組みを進めていきます。
各国の規制に応じてオフィスを再開しつつ、新型コロナウイルス対策を強化:
弊社では今後も世界各国の規制に応じてオフィスでのビジネスを再開しつつ、これまで同様に従業員の安全と健康を最優先に考えていきます。さらに一歩進んで、会議やオフィスでの飲食提供を見直すとともに、案内板を導入し、共用スペースの消毒・清掃を強化と・増加するなど、チームがソーシャルディスタンス(社会的距離)を徹底して、業務を戻す機会を確立していきます。
雇用主から従業員の選択へ:
「FLEXWORK」の下で、オフィスに出勤するのは、出勤せざるを得ない少人数の従業員のみに抑えることを推奨します。その他の従業員には、オフィスへの出勤頻度を自ら判断してもらいます。たとえば、重要な会議や部門横断の会議、共同プロジェクトのために週1~3日のみ出勤したり、それ以外は在宅勤務にしたりすることも可能です。
並行して、チームのための「日」と「場所」を設けます。具体的には、チームが共同作業やお祝いをするために、十分な距離を確保できる広いスペースを用意し、チームでオフィスに集まることのできる日を設定します。これは、連帯感や目標設定、社会的な絆を築く上での「ニューノーマル」になるでしょう。
在席時間から生産性へ:
これからは、コミュニケーションやスキルアップ、遠隔からの成果の最大化、プログラム管理スキルを重視していきます。パロアルトネットワークスでは、チーム間で連携して業務の最新状況を把握し、リモート作業環境で従業員が高い生産性を維持することを重視した、非技術系の研修プログラムを導入します。
在宅勤務をより快適に:
自宅の勤務用スペースで過ごす時間が長くなることを考慮し、オフィスチェアや外付けモニターといった、業務に不可欠なリソースを従業員に用意します。
ワークスペースと福利厚生の再構成:
多くの企業で当たり前となっているジムやカフェ、休憩室は、今や従業員が業務を遂行するにあたって注意しなければならない場所であるため、見直しが必要です。チームが新しい方針に基づいてどのように行動し、利用しているかを注視して、ワークスペースや福利厚生を再検討していきます。
FLEXWORKは、現時点では2020年末まで実施します。本プログラムを検討し、状況を注視しながら、改良し続けていく予定です。現在パロアルトネットワークスでは、他企業に対してもFLEXWORKの取り組みへの参画を呼び掛けています。
ご関心のある企業の方は、flexwork@paloaltonetworks.com (英語のみの受付)まで、ご意見をお寄せいただくか、人事責任者の方に弊社のディスカッションフォーラムにご参加いただければと思います。